機械工学科について
学科概要

機械工学科は自動車やロボットなどを開発・設計できる能力や,それらを造り出すために必要な製造技術,生産技術を身につけることに教育の重点を置いています.このため,ものづくりの基礎となる機械工学に関する基本的な理論の修得を目指しています.

機械工学科を卒業する際に「準学士」の資格が与えられます.卒業後の進路としては就職,あるいは一般大学3年次への編入学,専攻科への進学があります.

求める人物像

長野高専の教育理念として「優れた技術者は,優れた人間でなければならない.」があります.技術者としての知識や技術はもちろん,社会で活躍できる優れた人間性の育成に力を入れています.

機械工学科では

・自動車やロボットなどの機械を造ることに興味のある人
・コンピュータを操作して環境にやさしい製品を造る技術を身につけたい人
・いろいろな特性を持った新しい材料について研究してみたい人

という人物を求めています.物をつくるのに興味がある,そのための知識や技術を学びたい,という方はぜひ機械工学科にお越し下さい.
授業について

授業は低学年次には機械工学に関する「専門科目」が少なく,数学や英語などの「一般科目」が多くを占めます.学年が上がって行くに従って「専門科目」が増えていき,5年生ではほとんどの科目が「専門科目」です.また,実習や実験などの体験型授業があり普通高校では経験できない科目が多くあるのも特徴の一つです.

専門科目の一例として,4年生で学ぶ「創造工学実習」があります.「創造工学実習」ではグループに分かれてロボットを実際に製作することにより,理論を理解し,授業で学んだ知識を手段として使えるよう工夫されています.また機械設計製図に関する教育には特に力を入れており,1年生から3年生までは手書きによる製図を行う事で製図の基礎知識を習熟し,4年生からCAD(コンピュータを用いた製図)やそのデータを元にCAE(コンピュータによって動きや強度などをシミュレーション)など,より実践的な技術を習熟します.卒業時にはものを創造的に開発・設計できる能力が身につきます.

求める人物像

高専では1年生から少しずつ専門科目を学んでいきます.なので普通高校から工学系大学へ進学した学生よりも,より詳しく,より深く工学を修得できます.この差,すなわち高専生の高い能力が高い就職率あるいは進学率へとつながっています.

また,高専は5年間の一貫教育が行われています.長期教育だからこそ可能な綿密なカリキュラムと細やかな学生指導により,素晴らしい学生の育成を可能にしています.また,5年間の学生生活ということで学生間のつながりは非常に強く,文化祭「工嶺祭」のクラス企画や屋台などはとても活気にあふれています.年に2回行われる体育祭「クラスマッチ」でも,クラス毎にTシャツを作ったり,競技で団結したりと学生生活を楽しむ一助にもなっています.

このほかにも高専には普通高校や大学ではできない経験がたくさんあります.例えばテレビでも放映されている高専ロボコン,鈴鹿サーキットやツインリンクもてぎで大会が行われるエココノパワー,他にもソーラーカー,ロボカップジュニアなどなどものづくり系課外活動が充実しています.

授業について

一般高校とは違う学び方,楽しみ方のできる高専ですが,その中でも機械工学科ものづくり教育に特に優れた学科です.例えば自動車を作るための知識として,エンジンに関する熱力学,走行時の空力を考える流体工学,車の部品についての材料学,まさに自動車について学ぶ自動車工学などがあります.最先端の技術に関しても積極的に取り入れており,近年のデジタル化の流れに対応したメカトロニクスロボット工学などの,機械とはちょっと離れた分野も学びます.しかし,ものづくりに関する科目で言えば機械工学科が最も多く,他の学科にはない充実したカリキュラムです.