

電子制御技術やマイクロコンピュータが身の回りにある製品や、これらを製造する生産設備に導入されるなど、技術革新が著しい産業界の現状を踏まえ、機械と電気・電子、情報、制御に関する幅広い技術に適応できる総合技術者を育成する目的で、電子制御工学科は平成4年に設立されました。
電子制御工学科では、様々な機能をもったシステムを創造するために必要な機械工学、電気・電子工学、情報工学の基礎知識に加え、システムを制御するために必要な工学を体系的に学ぶと共に、「ものづくり(実験・実習)」を通して、メカトロニクス社会で活躍できる総合力のある技術者の育成を目標にしています。
様々な基礎知識を身に付けることで、業界のエキスパートを育成
電子制御工学科では、様々な機能をもったシステムを創造するために必要な機械工学、電気・電子工学、情報工学の基礎知識に加え、システムを制御するために必要な工学を体系的に学ぶと共に、「ものづくり(実験・実習)」を通して、メカトロニクス社会で活躍できる総合力のある技術者の育成を目標にしています。
授業の4割を占める実験・実習で実戦経験を蓄積
電子制御学科の特徴として、実験・実習の多さが上げられます。座学では各分野の基本的な理論や考え方を学び、知識を身に付けることはもちろん、実験実習では実際に手を動かして現象の観察やものづくりに取り組み、より実践的な技術者が育成できるように工夫しています。
1年次から5年次にかけて、段階的に専門技術を習得します。
総合技術者としての能力を育成
4年次の総合実験実習では、総合技術者としての能力育成のため、無人搬送車の開発を主テーマとして、機構装置の設計・製作・制御回路・ソフトウェアの開発を一貫して行い、複合的な技術開発の基礎をバランスよく習得します。
卒業後の進路
本学科を卒業した就職者の多くは県内外のメカトロニクス産業の分野で活躍し、この学科で学んだ実力を十分に発揮しています。また進学者は本校専攻科や他高専専攻科、国公私立大学の機械系、電気・電子系、制御・情報系学科の学部3年次等に進学し、勉学に励んでいます。
設備の紹介
- 波長計
可視光用:測定範囲350nm~1120nm 分解能5MHz
近赤外用:測定範囲800nm~1700nm 分解能5MHz
- 搬送制御実験装置
工場のもの運びをイメージした、シーケンス制御実習用装置
- 生産技術実験室
機械加工、CADなどの実習を行う設備が整った実験室
- 電子基礎実験室
電気・電子系の実験実習設備が整った実験室