諏訪湖 釜口水門(岡谷市)
諏訪湖には31河川が流れ込むが、流れ出るのは天竜川のみのため昔から氾濫を繰り返していた。天竜川を広げる工事や、大正時代には下流の掘り下げが行われるが、氾濫は続いた。これ以上天竜川を掘り下げると諏訪湖の水位が低下し、水利用が困難となるため、その調節機能を有する初代釜口水門が昭和11(1936)年に完成。その後、昭和48(1973)年に天竜川水系治水計画の見直しを受け、上流に放流能力の大きな新水門が完成し、初代の役割は終えた。水門周辺は河川公園として整備され、下流の左岸に旧釜口水門の舟通し遺構が残されている。また、旧水門建設時に資材運搬用として使われたアメリカ製の機関車が展示されている。
<住所>〒394-0044 長野県岡谷市湊1丁目9−5