丸山 巧さん
生産環境システム専攻 2年
幼少期から自動車やものづくりが好きだったので、将来は自動車を作る仕事がしたい!と漠然と考えていました。そんな中、中学校の先生から高専の機械工学科を薦めていただいたことがきっかけです。機械工学科では自動車開発に必要な専門科目を学ぶことができるという点のほか、就職率の高さや進学実績にも魅力を感じました。また、高専の実習工場には最新の工作機械も多数設置されていると知り、それらを駆使してものづくりがしたいと思ったことも理由の1つです。
本科在籍時はエコノパワー部とソーラーカー研究部に所属していましたが、どちらかと言うとエコノパワー部の活動をメインで行ってきました。エコノパワー部では、ガソリンエンジンを搭載したオリジナルの自動車を製作し、1リットルのガソリンで何km走れるかを競う、通称「エコラン」の大会に参加しています。私はこれまでに2台のエコランカーの開発を担当しました。
特に、本科2年次に設計し3年次に製作した2台目のエコランカーは、8月に広島で行われた「スーパーマイレッジカーチャレンジ広島2017」にて2000km/Lを超える記録を達成し、長野高専エコノパワー部の最高記録を更新しました。また、全国の高専の中では正式記録として2000km/Lを超えたチームはまだいないため、高専チームとしては初の2000km/L超えを達成することができました。
エコノパワー部の活動に専念する中で、PDCAサイクル(Plan:計画、Do:実行、Check:評価、Action:改善)の重要性を実感しました。まずはどうすれば燃費性能の高い車体を実現できるか検討して具体的な設計を行い(Plan)、実際に製作を行って車体を作り上げる(Do)。その後、試走や性能試験を繰り返して各部の性能評価を行い(Check)、十分に性能を発揮できていない箇所は改善する(Action)。この一連のプロセスは、企業における製品開発でも実際に行われているものです。エコノパワー部での活動を通して、工学系技術者に必要な多くの知識と経験を実践的に積むことができました。
本科5年次には、実習工場の先生方のご指導を受け、機械加工の技能検定にも挑戦しました。私が受験した普通旋盤2級の実技試験は、旋盤を用いて内外径切削やねじ切り加工等を行い、3時間30分以内に2点の部品を寸法通りに作り上げるという内容です。検定の受験を通して、「制限時間がある中で、効率良く最高品質の部品を仕上げる」という能力に磨きをかけることができました。結果は無事合格、県内2位という成績を残すことができ、貴重な経験となりました。
エコノパワー部にてボディの流体力学について勉強したことをきっかけに、流体分野における非線形現象に興味を持ち、現在は専攻科にて研究を行っています。専攻科修了後は大学院に進学し、流体分野に関する最先端研究に携わりたいと考えています。
気づけば,ほとんど部活動関連の内容となってしまったので、少しだけ学業の話を。工学分野に進む以上、数学や物理などの基礎科目に関する知識は必須となります。低学年のうちは、苦手意識が先行してしまいこれらの科目の重要性に気付けない場合も多いです(自分はそうでした)。そこで、「これは何の役に立つのか分からないし適当に聞いてればいいや」などと放棄するのではなく、「わざわざ授業で扱うのだからどこか使える場面があるはずだ」と意識改革をして授業に臨んでみてください。高専の授業で学んだことは将来必ず自分の武器になります。理解できない箇所はその道のスペシャリストである先生方に積極的に質問し、多くの知識を吸収することで自分の能力を高めていこうという意識を持つことが重要です。
No Challenge, No Success
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