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高専ライフ

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活躍するOB・OGインタビュー

想像を形にするための手段を学んだ5年間

小林 史江さん
平成24年度 環境都市工学科卒業

入学のきっかけ

 ちいさい頃から手を動かすことが好きでいつしかクリエイティブなことがしたいと考えるようになりました。9歳上の兄が高専の学生だった頃は高専へ行く機会が多々あり、文化祭で目にする展示物のクオリティの高さや学生の自由で楽しそうな雰囲気からその校風に憧れたこと、就職率が抜群に良かったこと、大学受験がないこと、家からとても近かったことなど憧れ半分、ずぼら半分で高専を選びました(笑)。


卒業式にて陸上部のメンバーと

高専生活を振り返って,印象に残っていることは?

 高専で得た一番大切なものは友人です。
 部活も工嶺祭役員も普段の生活も思い出すのは友人の顔ばかりです。嬉しかったり楽しかったり悲しかったり苦しかったり、たくさんの感情を一緒に経験しました。耐えられないような困難も一人じゃなかったからこそ乗り越えることができました。課外活動は驚くほど友人関係が拡がります。仲良くなった友人とは今でも連絡を取り合い食事に行ったり遊んだりしています。


通常業務の様子

私の仕事

 私は現在、橋の設計照査という仕事をしています。橋は一品一様で二度と同じ条件、同じ構造はありません。どんな材料をどれだけ使うのか、部材同士の干渉はないか、など図面や設計書を見て、発注者と打ち合わせを繰り返しながら、材料を確保したり、構造検討したりと実際にモノを作るための準備をしています。製作や架設に直接関わる部署ではありませんが、私の部署が図面を発行しないことには工事は進みませんし、図面のミスは重大です。机上作業が多くパソコンに向かう毎日ではありますが、ずっと紙で見ていた世界が工場や現場で立体になっているのを見ると何とも言えない感動を覚えます。
 私が入社してから受け持った工事はまだ1件も完成を迎えていません。もう少し時間がかかりそうですが、完成した橋を家族と渡るのが今の私の夢です。


長野市に架かる三念沢橋の立体仮組

後輩や高専を志望する中学生に向けて

 高専は“思い描いたものを形にする手段をあらゆる面から学べる場所”だと思っています。5学科それぞれの特色はありますが、卒業後に他学科の同期と同じ会社に進むことも多々あり、正直どんな分野にも進むことができます。勉強したことが生かしやすいかそうでないかはあるかもしれませんが…。広く工学を学ぶことができ、またそれを生かすフィールドも広いという点で高専はとても良い環境だと思います。
 可能性は無限にあると思います。何か迷ったらまずは動いてみること!経験することに無駄は一つもありません。高専生も未来の高専生も、勉強だったり、あそびだったり、課外活動だったり、今できることにとことん“挑戦”して“経験”することで有意義な学生生活を楽しんでください!

想像を形にするための手段を学んだ5年間

PROFILE

平成24年度 環境都市工学科卒業。
宮地エンジニアリング株式会社 技術部 設計グループに所属。国道や高速道路、鉄道の鋼橋の設計照査業務に従事。

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