1. HOME
  2. 高専ライフ
  3. 理系で行こう!

先輩インタビュー

女子でも理系はアリです。女子が少ないのはすぐ慣れますよ。 荒井 直子さん 平成18年度 電子情報工学科卒業

最初はゲームのプログラミングがしたかった

最初はゲームのプログラミングをしたいという気持ちから高専の情報科を志望しました。男子が多かったのは最初気になりましたけど、1ヶ月もすれば慣れましたね。やりたいことができれば良い、という気持ちが強かったのかもしれません。
ただ、入ってからのギャップはありました。最初は電気系の勉強が多く、プログラミングをバリバリやるのかと思っていたので「もしかして間違ったかな?」とも思いました。
今は結局高専に入って良かったと思っています。当然プログラミングについても相当勉強できましたし、ソフトとハードの両面を勉強できたことは企業に行ってから強みになりましたね。

在校中は水泳部のマネージャーを務める。「最初は友達に誘われてなんとなく入ったんですけど、水泳部やその仲間は高専生活をものすごく楽しいものに変えてくれましたね。」

「王道」と呼ばれる進路選択

現在はパナソニックオートモーティブシステムズ社 (以下PAS社)に勤めています。実はPAS社には3年の企業見学、それから4年の実務訓練でも行っているんです。元々音楽が好きで、カーオーディオも作っているPAS社に興味があったこと、それから企業見学でおもしろい会社だなと思ったことから、実務訓練先もPAS社を選びました。ホントは楽器関係の企業も考えていたんですけど、企業実習に行ったときの印象が強かったので、結局就職先もPAS社を志望したんです。
私のような入社をした人を、会社の人は「王道」と呼んでいるんですよ(笑)人事の方からは歓迎されました。あ、来年また「王道」の子が入社する予定だそうです(笑)

現場の経験が仕事の視野を拡げてくれた

今は一年間大阪にある研修施設、「ものづくり大学校」でメカトロニクスについて勉強しています。
それまでの三年間は製造現場で実際にものづくりに携わっていました。最初は相当苦しかったです。何でこんなことやっているんだろうと思ったこともあります。でも製造ラインのリーダーを任されて現場の大まかな流れが見えるようになり、そういった現場での経験が今の勉強にものすごく活かされていると実感しています。
研修後は松本に戻り、生産技術あるいは工場技術の部門に行く予定になっていて、そこでソフトの開発や設備の設計などをすると思います。

「女子で理系」だってアリです。ただし事前リサーチはしっかりと。

たとえ女子でも、やりたいことがはっきりあるんだったら、私は高専に行った方が良いと薦めます。普通高校に行って、大学の工学部に行く手もありますが、やりたいことがあるのに普通科に行くのであれば、3年早くやりたいことを始めるべきです。就職するにしても、大学生よりも2年間早く職に就けることができるし、選択肢も広いです。
ただ、高専がどういう学校なのかをきちんと分かった上で選ぶようにすることは大切です。知ろうと思えば情報は手に入りますから、事前にしっかり調べた上で、選択肢のひとつに加えてはいかがでしょうか。

【 プロフィール 】
平成18年度に電子情報工学科を卒業し、同年パナソニックオートモーティブシステムズ社に入社。製造課に3年勤め、2年目からは担当ラインのリーダーも務める。現在は大阪のものづくり大学校にて1年間の研修中。

このページの先頭へ戻る

独立行政法人 国立高等専門学校機構 長野工業高等専門学校
〒381-8550 長野市徳間716 TEL.026-295-7003
学校案内
学科・専攻科
入学案内
高専ライフ
就職・進学