高専ライフ

高専をこよなく愛する在校生からのメッセージ

とりあえず頑張ってみること

三ッ井 梓紗さん
専攻科 生産環境システム専攻1年

高専に行こうと決めたきっかけをおしえてください

 家が近く、買い物や散歩の際に校舎を見かける機会が多かったため、進路の一つの選択として高専がありました。決め手としては、中学校では通学時間が長かったことがストレスだったため、高校に入ったら通学時間などに阻まれずに勉強を効率的にしたいと考えていたことが大きかったです。部活動などにも積極的に取り組みたかったため、通学時間が短いことは必須条件でした。
 また、大学編入を考えていたため、センター試験を受けずに大学に入れるというのも魅力の一つでした。


全国高専弓道大会の帰り際

環境都市工学科に決めた理由はなんでしょうか?

 一番の理由は女の子が多い学科であるということです。私は中学時代のほとんどを女の子の友達と過ごし、男の子との交流が少なかったため、男の子の多い高専に入るにあたり、少しでも学校生活が楽しくなればいいなと考えていました。
 また、公務員の仕事に興味があったため、公務員への就職者が多い学科を選ぶことで、OB,OGなどからその業務内容について知ることができると思いました。

専攻科への進学を決めた理由はなんでしょうか?

 入学当初は大学への編入学を考えていましたが、入学して専攻科があることを知ってからは専攻科も視野に入れて勉強を進めていました。公務員に興味があり選んだ学科でしたが、学んでいく中でいろんな仕事に就くことができる可能性を知り、民間の会社での業務にも興味を持ちました。就職は地元である長野でしたいと決めていたため、県内就職に強い専攻科は魅力的でした。また専攻科はカリキュラムとして長期インターンシップがあり、実際に自分が就職したいと考えている企業に三ヶ月以上お世話になることができます。実際に社会人の生活リズムを体感できることに加え、ホームページや短期のインターンシップではわからない、企業の方々の人柄や仕事量を自分の目で見て、感じることができるため、安心して就職できると考えました。
 また、本科五年次に行う卒業研究は一つのテーマを突き詰めるには期間が短いと感じましたが、専攻科では本科の研究を継続することができるため専攻科に進学しました。


国際学会発表の様子

査読論文投稿や国際会議での発表は思い通りに行きましたか?

 五年次と専攻科一年次に国際学会に出席させていただきました。なれない言語や場の雰囲気に飲まれ、思い通りの発表とはいきませんでしたが、発表に向けての英語学習や研究内容のブラッシュアップはとてもやりがいがありました。以前は学内の発表も緊張していましたが、国際学会に出席してからは余裕を持てるようになった気がします。学会が県外で行われると、合間などに一人観光を楽しむこともできました。


後輩にメッセージをお願いします

 私は土木が好きなわけではありませんでしたが、今では興味を持ち、進学し土木についてさらに深く勉強をしています。特別なことはしていませんが、目の前のことには常に一所懸命に取り組もうと意識していたら、楽しいと感じるようになりました。好きなことを見つけるというのは得意なことを見つける以上に難しいことではありますが、一度飛び込んでみて、好きになる努力をする日々は無駄にはならないと思います。


海外研修で訪れたベトナムの街の風景

まずは目の前のことから、頑張ってみよう!

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