土質実験室では土の性質や強さを調べています。
これは、住宅の地面などの土や、山の斜面の性質を調べ、そこが安全かどうか知るためです。
また、安全ではないときにはどうすれば安全になるかを調べます。
土の締め固め試験に使う供試体の作製
衛生実験では川や湖、沼などの水の環境調査のため、水質分析を主とする化学実験をしています。
たとえば、高専の周辺を流れている川の水について、化学薬品を使用して有機物の濃度を測定したり、酸やアルカリの程度を調べたり、水生生物が呼吸するのに必要な水の中に溶けている酸素の量を測定したりする練習をしています。
衛生実験での1コマ
材料学、構造力学、鋼構造学、コンクリート構造学を学習した後、修得した内容を基に橋の設計製図を行います。
課題として与えられた条件を満たすように製図を行うためには、工夫が必要になります。
設計製図IIIでは前期に鋼製の橋を設計製図し、後期には前期に製図した図面をCADでも製図しています。
CADで作製された橋の設計図
4年時に開講される実験実習IIIでは、水理学、土質工学、材料学の授業で学習した内容を、実験を通して理解を深めます。
水理実験では水の基本的な物理量を測定します。
また、管や(、写真に示される)水路の中で、水の流れを計測します。
流体の物理的な性質について、実験で測定された結果と理論的に計算される結果を比較・検討し、種々な流れの問題について学習します。
常流と射流の実験における流量測定