
校歌の由来
本校設立以来,学生の念願だった校歌がようやく出来上がった.「みすず刈るちょう信濃路に…」に始まるこの校歌は,信州の高専にふさわしく,清らかに誇り高く歌い上げられている.
作詞は,日本ペンクラブ会員であり詩人として有名な尾崎喜八先生,作曲は東京オリンピックのファンファーレの作曲者して有名な今井光也先生,先生は諏訪交響楽団の指揮者でもありました.
完成年度にあたり土木工学科が新設され,一層の発展を期待されたこの時期に学校の象徴ともいうべき校歌が出来上がったことに,学生初め先生の喜びようもたいしたもの.応援でも校歌のない淋しさが感じられたが,これからは大威張りで歌えるだろう.
昭和42年6月発行 学生会新聞「信濃」No.11より


校章の由来
本校の校章は、高専の二字を、シナノ木の若葉と若芽で囲み、上部に山岳をかたどった山形を入れたものです。シナノ木は長野県の山野に多く自生し、建築・器具の材料として用いられたほか、その皮から繊維をとって布などを作ったり、また花や果実を薬用にしたり、用途の広い木です。信濃の国名はこの木に由来するという説もあります。技術と創造を重んじ、材料を活用して有用なのものを作りだす高専の使命にふさわしい木です。山は長野県の象徴であり、本校をとりまく美しい自然環境を表しています。