藤澤潔客員准教授による1年生対象特別講義を開催
6月20日に、男女共同参画推進室主催で、本校の客員准教授である藤澤潔先生(所属先:(株)コロプラ)による特別講義を開催いたしました。藤澤潔先生は、平成18年に本校を卒業、平成20年に本校専攻科を修了され、東京2020パラリンピック「車いすバスケットボール男子」に日本代表として出場し、銀メダルを獲得されました。
講義パートでは、車いすバスケットボールのルールや戦略に始まり、障害の社会モデルという考え方、時代を生き抜く人間力を身につけることの大切さを、ユーモアと自身のキャリアやダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンを織り交ぜながら、親身になってお話しくださいました。
続く体験パートでは、長野県観光スポーツ部からお借りした競技用車いすを用いて、操作方法の確認や模擬試合を実施しました。車いすバスケを初めてプレーした1年生ですが、藤澤潔先生の指導の下、徐々にパス回しが上達しゴール下までボールをつなぎシュートが決まると、大声援の中で終了しました。体験した学生からは、「車いすの操作は想像以上に難しかった」、「いつもやっているバスケとは全く感覚が異なり苦戦したが楽しかった」といった感想が聞かれました。
講義終了後も、学生たちは藤澤先生とお話や記念撮影をするなどし、余韻に浸っていました。質疑応答の一例をご紹介いたします。
Q:パラリンピック日本代表を目指し、努力されたとのことでしたが、勉強や仕事との両立はどのようにしましたか?
A:バスケだけしたいと思っていた時期もありましたが、好きな事だけに取り組んでいてはいけないと感じました。空いた時間、自由な時間を有効に活用し、やるべき事のポイントを意識して押さえ、取り組み両立をしていました。
車いすバスケットボール模擬試合
質疑応答の時間